SSブログ

プラスチックごみを石油にかえる!油化装置ってどんなもの? [気になる事]

プラスチックごみが石油にかわる
ってすごいですね。

神奈川県平塚市のベンチャー企業の
株式会社ブレストが開発しているようです。

レジ袋やシャンプー容器などゴミとしか
考えられなかったものが石油になって
しまうのです。


卓上型油化装置.jpg


魔法のような機械の名前は油化装置です。

プラスチックを焼却しないで石油にかえる
事ができるようでプラスチックごみの処理に
Co2排出量が0となる地球に優しい装置です。


油化装置がどんな装置なのか調べてみました。


スポンサードリンク





油化装置で石油をつくる


プラスチックごみの中でも石油にすることが
できるのはポリプロピレン(PP)

ポリエチレン(PE)ポリスチレン(PS)の
3種類のプラスチックです。

この3種類のプラスチックは国内で生産されて
いるプラスチックの5~6割にあたるようです。






油化装置でプラスチックごみから石油が
どの位できるのか?

油化装置でできる石油はプラスチック1kgで
1ℓできるようです。


ペットボトル(PET)は溶かすと固形物質が
でてしまい、ポリ塩化ビニルは塩化水素が発生
してしまうので石油をつくるのには向かない
ようです。


不可能.gif


プラスチックごみは2013年度で940万トン
だったようで、このごみの半分470万ℓが
石油にかわるとなるとすごいことですね。


油化装置はプラスチックごみを熱で溶かす
のですがバーナーを使わずヒーターで

溶かしているので加熱のコストやCo2排出
の面でも環境に良い製法なので

地球温暖化対策として
もっと普及して欲しいところです。


油化装置はなぜ普及しないのか


油化装置の普及が遅いのはプラスチックごみ
の分別の問題があるからではないでしょうか?

プラスチックごみなら何でも良いという事で
あれば回収も早いのでしょうが

PP・PE・PSだけを分別しながら回収するのが
課題なのでしょうね。


可能.gif


可能2.gif



1kgのプラスチックごみから1ℓの石油が生まれる
という意識が共有化できないと難しいのでしょう。

石油を回収するためにプラスチックごみの
分別が常識化してくれば普及が早まるでしょう。


プラスチック成分により石油への油化率の
違いがありますが、プラスチックごみが資源
へと変わることを考えればもったいない話です。


日本で油化装置を導入している都道府県は21で
世界では31ヶ国ですから今後普及するのは間違
いないのでしょう。


スポンサードリンク




まとめ


油化装置の普及活動はプラスチックごみの
分別に課題があることを理解している

ブレストの伊東社長はプラスチックごみの
分別を子供たちから親へと啓発するように
活動を続けています。


スクールキャラバン.jpg


普及活動のためにNPOを設立したり
海外での普及のためにコスト削減に取り組んで
いるようす。


伊東社長の目標は目的分別を世界の共通語にする
ことと油化装置を世界各国で製造するという事
だそうです。


早く目標を達成させて地球温暖化対策を
世界各国で取り組むための起爆剤に
なってほしいですね。


スポンサードリンク





◆その他の記事は

 ⇒目次ページ
タグ:環境
nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。